2003年9月20日

夢の途中之巻

遠征先の朝日はどこも美しい。だから遠征はやめられない。

渥美陸戦隊のコロ鯛遠征
9.14-9.15,2003
三重県熊野、七里御浜釣行レポート


渥美陸戦隊のテーマ曲は、「頑張っても」 by KeNji さんです。


コロの通り道を僕は探している
たった1人だけで僕は探している
それは必ずしも 釣果のゆくえと同じとは限らず
僕は足をとめる

エサ付け直しているうちに 気配さえ見失う
どんな夢のコロ鯛を僕は見ていたのだろう
コロの通り道で 僕は足をとめる

コロの通り道で僕は気弱になる
今はどのあたりにコロはいるのだろう
コロに見切りをつけ引き返したならば
回り道をせずに僕は眠るだろう、だけど

月よ照らしておくれ 夏雲でにじまないで
僕の足元じゃなく コロだけを照らしてよ
コロの通り道を僕は追ってゆく

月よ照らしておくれ 秋雲でにじまないで
僕の両肩じゃなく コロだけを照らしてよ
コロの通り道を僕は探してゆく
コロの通り道を僕は追ってゆく
 
♪「夢の通り道を僕は歩いている」 作詞:中島みゆきさん、アルバム「短編集」より、 ごめんなさい、豆)

*

予約していたジャムシ(マムシ)をエサ屋Hさんへ貰いに行った。今頃はタツロー君が、もう一軒のエサ屋Tさんでオクリのジャムシを手にいれてるだろう。潮時の良い休日、店内は賑やかだ。待っている間、ウキゴム大と六角錘を衝動買い胴付きしてみましょうとの魂胆。ウキゴムは錘の根掛かり防止用のつもり。

9月14日 9:00集合予定時間
タツロー君に携帯すると「渡辺さん、いまどこですか?」「ただ今、地のジャムシを確保し、そちらに向かっているところです。」「もうみんな集合場所に揃ってますよ。」とタツロー君。

渥美陸戦隊遠征隊員の、まねきねこ横ちゃん、タツロー君、きんどん。ちょっとだけ遅刻して私が渥美駐屯地に集合。
今日はよさそうだわさ、コロ釣らにゃあいかん、と3410さん。コロもそうですけど、前回の多目釣り(11目)の記録もぜひ破りたいです、とタツロー君。
3410隊長に今回の遠征予定を報告し、ハイブリッド横ちゃん号でイザ出陣!基本的に今までの遠征と、その作戦内容は変わりはないが・・・

遠征からの帰路、今回の作戦名は「夢の途中」にしようと考えていた。

9:40 R259の初立池入り口附近、ななさんから携帯がはいる。「今どこだいのお?」「鈴鹿サーキットです。」その日その時R259を伊良湖港へ走ってる当事者同士でないと判らない会話を交わす。「後ろ追走ってるから、お見送りするから、港で待っとってね。」と、ななさん。

待つもなにも、伊良湖港に到着すれば伊勢湾フェリー10:20伊良湖港発はすでに満車、次便は11:40・・・。な~んと!二時間弱の待ち時間である、#7列の数台目に並ばされた。連休だから余裕をもって9:00集合にしたのに、だ~れかさんがねえ。
そうそう予定通り渥美駐屯地を出ていれば#6列の真ん中には並べただろうに。うっ、容赦無しにイジメられる、針のムシロである。むしろ休日ダイヤの11:05発が無くなったのがイカン!と、ちっとも反省していない某である。

何ゆえかVサインをしている、なないちさん。
(写真上)心なしか、ななさんの尊顔に影が落ちていました。針のムシロは、ななさんだったかも。
予定通り乗船できれば待ち時間は20分弱。それが1時間も笑顔で賑わう乗船客を見ていたわけですから・・・。おまけに、ことある度に隊員に乗船券買ってきますよと言われながら・・・。
ななさんにモーニングコーヒーを御馳になりました。ありがとうございます。

伊良湖水道を走る伊勢湾フェリーです。

伊良湖港を出航すると(画像右手に)渥美半島の先端の古山、伊勢湾海上交通センターが見えます。

渥美半島を、例えば西の浜沖を左回りに船で走れば、西の浜と篠島の間に「中山水道」。伊良湖岬と神島の間に「伊良湖水道」があります。水道とは海流のこと、伊良湖水道は古くから船乗りにとって屈指の難所といわれ、フェリーに乗りなれた?陸戦隊も少しでもシケてると往路ですと左舷から最初に見える神島を通過するまでは多少の揺れは覚悟します。
もっとも、ベタ凪でも覚悟できない横ちゃんはコロに会うためだからと、客席の定位置で我慢しています。

「意外と揺れませんでしたね?」
「波は高いけど、風でシケル分には揺れないのでしょうかね、ウネってる時だけなのかな」と、トビウオとシュモクザメを探していた、きんどん君とタツロー君。

黙って頷いたけど、数年前サーファーさんに聞いたことをフト思い出していました。
シーズンの表浜は、ウネリにも(南)東と(南)西の2種類あって、低気圧が日本海へ抜けた時に発生する西(風)のウネリは、風の長さ(吹き出している範囲)が東のソレと比べると短いので、ウネリは早く納まり、風だけの高波になりますよ、とのことでした。

「サメいましたよ、いつもは手前に見えてますよね、でも、たまたまも少し先をみたら背びれが見えました。」「トビウオはまだです。」「こん波じゃ、離陸できんかもね。」

 

すれ違う伊勢湾フェリーです。

 

勢和多気インター界隈を車窓から、です。

いつものように
伊勢自動車道を西進し勢和多気ICからR42を南進。あとは一本道です。
あらら勢和多気の料金所から反対車線はえらく渋滞しています。何かあんの?連休だからですかねえ。明日の帰り大丈夫かしらん?遅れたら、たらで仕事しなくて済んじゃうのだけどなあ。
復路のことで隊員は悲喜交々。

道の駅「おおだい」の陸戦隊です。


いつものように
道の駅大台で昼食あとのデザートタイム。クリスタルポルトで朝食したばかりなのに。

食えるときに食っとかんと。
竿延ばしたらサバイバル!腹へっても買出しに行けないじゃん。と、ヨコちゃん。

いつものエサ屋さん、となりつつあるエサ屋さんです。


いつものように
現地でも購入できるエサや小物を購入する。
ここの氷は渥美より一回りでっかいのですと、きんどん。

尾鷲市界隈を車窓から、です。


いつもと違って
雨粒ひとつない尾鷲市を抜けると
雨雲ひとつない山中。いよいよ最後の難関いくつかのトンネルに向かいます。

熊野界隈を走っている車中、ナビです。


いつものように
熊野を走っていたら、ラジオから
七里御浜がサバやハマチ釣りが盛んですと、ニュースが流れる。
しばらく黙りこくっていたかと思うと、そうだ!
アジサビキあったな。ソフトルアーも積んできてましたとタツロー君。

手振れのトンネルです。


いつものように
いくつものトンネルを抜けると・・・。

手ぶれしているけど
往路限定運転手のヨコちゃんが
蛇行運転しているわけでは、
もちろん、ありません。

買出しはここ、スーパーオークワです。

15:50 いつものように
陸戦隊の夜食と少々のコロエサを調達。ここで氷をと(もちろん戦果用の)目論んでいた某は店内見回しても無いので焦る!仕方なく鮮魚売り場の一角にあった「ご自由にお持ち帰りください」氷をいくつも買い物籠に放り込んでいた。
購入したのは3点、有り余った籠のスペースは、無料の氷で、てんこ盛りだった。

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七里御浜の海況です。

今回の七里のゴロタ浜は一段のみでストンと落ちていた。前回よりはその傾斜が急である。どこをどう見回しても青空ばかり、無風でオトナシすぎるほどの海だ。

潮時表によれば(紀伊勝浦)
14日:中潮・日暮18:30・月出20:03
  ・上七分17:25・潮止18:46・下七分23:37
15日:中潮・潮止01:03・上げ01:59
  ・上三分04:14・夜明05:14・等々である。

さきほどまで青物か、う~ん、と唸っていたタツロー君は左の市木川へ向かってひたすら歩いていった。曰く、まずはカワハギを狙ってみます。それに虎の穴の時、ほにゃにゃさん達は向こうでソコソコ良い結果だしていたから僕も挑戦してみます。私は予定通り鶴翼の最南端へ向かうことにした。きんどん君とヨコちゃんは、まだ浜に降りてきていない。

鶴翼(堤防)前に陣取る釣り人たちを撮影しました。

(写真上)あ~らら、珍しく先客が居た。ラジオでいってた投げサビキの連中だろう。
3人ほど10本くらい竿を出している。置き竿なのが少々気がかりだったが客人が帰られたら
移動しましょうと50mほど空けて左隣に釣り座を構えることにした。
そうこうしているうちに、きんどん君とヨコちゃんが到着。ヨコちゃんはおきまりの中央に、その左にきんどん君が釣り座。さらに向こうにタツロー君がいるはずなのだが、よくわからない。各自思惑を秘めての釣り座の場所取りだ。

横チャンのウの字です。きんどんとツバスです。

(写真上)夕マズメ。
潮時よろしく最初のゴールデンタイム。いきなりヨコちゃんがウの字を釣ったかと思うと、きんどん君がラジオ情報の置き土産のツバスを釣りあげ、遠く、タツロー君が消費税(ダイミョウ)の連々で悲鳴をあげる。

きんどんのナンジャ?です。
タツロー君とアナゴです。タツロー君とナンジャ?です。
(写真上)おなじみのアナゴはもちろん、カサゴに似た?小魚が釣れあがる(何だろう?)
(写真下)おなじみの?大物狙いのエサ。

オークワで購入した秋刀魚パックです。

考えてみたらさあ、と復路でのヨコちゃん。釣りする前に寄ったスーパーのオークワに秋刀魚が一杯並んでたじゃん。切り身とか刺身とか寿司ネタとかさ、渥美じゃ、あんなして売ってないよね。
あ~あ、アの字やウの字に大好評でした。あんなんだったら、ツマミにするんでした。

ハナのゴールデンタイムも過ぎたので、携帯でサーフィンをした。応援メッセージが嬉しい。レスしようと、いつものように、携帯掲示板の投稿画面へ・・・。
ネットシンドロームになっちまったのか?眼鏡がミスマッチなのか、携帯のキーがほとんど見えない。申し訳ないと思ったが、レスできない。半端なレスはしたくないので今回の遠征は携帯を封印した。おかげで渥美に帰っても携帯のバッテリはバリバリだった。

  ヨコちゃん タツロー君 きんどん君
コロ鯛
真鯛
ハマフエフキ
サメ
ウの字
アの字
ダイミョウ
チャリコ
キス
エソ
メゴチ
メッキ
カサゴモドキ
カワハギ
ウミウシ
ゴンズイ

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今回も、私は釣れなかった、技術的な問題はさておき

七里のコロは
①かけ上がりに居る②竿を一気の持っていくことは少なく前アタリのある場合が多い。
③群れで回遊しているので1匹つれたら続いてくる。等々程度の基礎知識はあるのだが、③は釣れたことないから空論になりかねないのでパス。さて、今回の七里であるが、かけ上がりがよく判らなかった。
きんどん君の現地取材(後述)を参考にすると、乱暴に言えば一色毎にかけ上がりがあるらしい。25m・50m・75m・100mといった具合らしい。
数本出した竿を近場のかけ上がりをメインに仕掛けを落ち着かせ、置き竿で②を待つ。待つといっても、エサとリ虫や他魚が食欲旺盛なので10数分おきにそれぞれの仕掛けのエサをつけ直す(「つけ変える」のではない)ので休む間は無い。
というのが基本だろう、あとは応用問題である。

つれないので手持ち無沙汰で写真を撮った。

ハサミムシです。
(写真上)蓋がルーズなエサ箱をゴロタ浜に置いたりするとたちまちハサミ虫の餌食になるので用心してバケツ(バッカン)の中に置いてみたりするのだが、コヤツは天から舞い降りたかのように現れるので気をつけたい。

やっとこせえ。
(写真上)見づらいでしょうか?ヤットコを枕にしているのが六角錘。胴付きに使用したのだがゴロタ石に揉まれて角が取れボロボロ。リングも潰れスナップスイベルが外せない。ほとほと左様に海底で動き回ってるゴロタ石は脅威であり半端なラインだとタカ切れ必死。

夜釣れたキスです。朝釣れたキスです。
(写真上)身の程知らずにも「キスバトル」用に新調したメジャーでキスを試し撮り。左:きんどん君@七里夜釣り・右:ヨコちゃん@新鹿夜明釣り。
夜釣りのキスが赤目なのは、瞳孔が開いているから・・・。とは、湘南鱚友会さんから、合同例会で教えていただいた知識の受け売りです。なるほど。

からまわり。
私が今回試みた新兵器?のひとつがコレ。竿だしした投げ竿425の一本にリールシートを磯竿仕様に追加(LS)すこぶる感じはよかったのだがラインがここでは適当でなかったようだ。
8号相当の超ソフトルアーラインを巻いてみたのだが、遠投すればアタリがサッパリ竿先がピクリともしない。振り出しCXの「硬さ」を補正するつもりだったのだがブッコミの置き竿にはこのラインの特性は生かされなかったようだ。アタリが判らなければアワセようもない。結局、タカ狙いに専念することにしたのだが。撃沈、思いっきりハズシてしまった。

> 客人が帰られたら移動しましょうと50mほど空けて左隣に釣り座を構えることにした。
これまた大誤算。

日もすっかり落ち、右手を見ると、ケミホタル(穂先ライト)が美しい。いくつあるのかな?ダイミョウの嵐でした。とハルバル市木川から帰り私の右に入ったタツロー君に尋ねる。あらまあ、冬の西の浜の鰈状態ですねえ・・・26匹の蛍がいます。

左はと見れば、きんどん君の左で青物狙いの電気ウキ師。これ幸いと電気ウキを見れば右へ流れている。ふ~ん、こんな日は下げ潮は右に流れるんだ。それにしても随分飛ばしてるな、と感心。

そんなこんなしているうちに、情報が集まってきた。

右手でわいわいしている釣り人の皆さんは、11人。大阪から遠征してきているとの由。遠目で確認しただけでも3匹、情報によれば5・6匹のコロをあげたらしい。左手をみれば、電気ウキ師が帰ったところに入った釣り人が1匹コロをあげた。

今回はメリハリがあった。
仕掛けをたたく波は、延竿直後と夜明け前の、ふたつだけ。いつものエサ取り虫も少なく(仕掛けが浮いていたのだろうか)エサ取りは小魚によるものみたいだし、時間帯によってはピタリとエサ取りが無くなった。

木戸さん何ぶつぶつ独り言してるんだろうと思ってたけどいつの間にか隣のオジサンと仲良く話しをしてるんだから、とヨコちゃん。

納竿時、きんどん君に聞いたら、どうやらイツぞやの黒袋の達人に違いないという。
達人にコロ釣りの極意を聞いて、きんどん君はハイになっていた。きんどん君、その極意を私に教えてくれたけど、きんどん君の財産である。申し訳ないが、私からは、ここで紹介するわけにはいかない。

 

大泊(おおどまり)界隈です。 心機一転。陸戦隊です。

朝マズメ、キスを釣ってみましょうか。当地では珍しく早朝から開店してくれている七里の入り口にある釣り店に立ち寄りイソメ(岩ムシ)や、某など発砲&氷を購入しながら、キス情報を店長にお聞きした。
昨日は、大泊(おおどまり)が好釣でしたよ。
スーパードライバーの同級生、負けじとも劣らないタツロー君の運転で早速行ってみたものの、車を停める場所がよくわからなかったこともあったが居そうもない(あくまで渥美の表浜と比較しての判断だったのであろうが)ので海岸通り?経由で、勝手知ったる?新鹿で延竿した。
白色付箋の某所を楽しみにしていたのだが、機を逸してしまった。またおいで!ということなのだろう。

恒例の古里温泉でサッパリと集合写真です。

古里温泉でサッパリした後、某がハイブリッド横ちゃん号のハンドルを握った。
いつものように、あら竹で昼食をすませ、某はハンドルを右に切った。なかなかUターンできる場所が無いものですねえ、とタツロー君。

往路で心配していた渋滞はまったく無かった。
料金所のバケツに硬貨を放り込みたかったのだが、交通量が多いからなのだろう、その左で開門していた料金所をやむなくスルーした。

気を取り直して、まもなく鳥羽港。某は揚々とハンドルを左に切った。
戻るしかないでしょうねえ、とタツロー君。
前回、よく単身で帰れたもんだ、と自嘲する某。

*

渥美駐屯地着。
いつものように、3410隊長が笑顔で出迎えてくれる、ほっとする。
隊員達は思いのたけを報告する。

こんどはさあ、ほれ、もっと南、阿田和(あたわ)に行かへん?と3410さん。

任務完了だ、敬礼!

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