2009年7月12日

回帰之巻

或る日の出来事

私にとって7月4日は、とあるキネン日です。

キス釣りのシーズンに入ると思い出します。
今年のその日を調べたら土曜日でした。 ついでに潮汐をみると日付が変わる前に干満が入れ替わっていました。

月夜なのが残念だったのですけれど、思いついたが吉日です。
これは行かずにおられましょうか!

参戦する勇士を募るべくBBSに書き込みました。
4月28日のことでした。

渥美陸戦隊のコロ鯛遠征
2009.07.04-07.05
三重県熊野、七里御浜釣行レポート


渥美陸戦隊のテーマ曲は、「頑張っても」 by KeNji さんです。

前夜

期待していた雨予報が消えてゆく、少し残念。
この時季、雨中戦隊のこれまでの経験値としては、 おなじ雨なら理想は出発時に雨がよろしいことになっています。 尾鷲に雨が降りだしたコロには、七里御浜上空は雨雲が切れているから。

陸戦隊に雨は、つきもの。宇宙戦艦大和をダジャレて
雨中戦隊野営隊に応援歌をつくって遊んだのですが、不評だったようです。

いつものこっちゃ、以下同(汗)。

さらば渥美よ 旅立つ我ら
渥美陸戦 夜営隊

紀州の彼方 七里御浜へ
背負子を肩に いま飛び立つ

必ずコロと 帰って来ると
首ふる人に 笑顔で答え

渥美をはなれ 七里御浜へ
懲りずにのぞむ 渥美陸戦 夜営隊

 

さらば渥美よ 愛するコロよ
渥美陸戦 夜営隊

赤紙もらい 使命を帯びた
戦う男 もえるロマン

そろそろコロを 釣らねばならぬ
期待ハズレが 俺だけならば

渥美をはなれ 七里御浜へ
懲りずにのぞむ 渥美陸戦 夜営隊

 

カラオケをご用意いたしました↓(YouTube)

ん?

カラオケ→空桶→クーラーボックスが空っぽ!てか(汗)

 

伊勢湾フェリー

あつみ3410さん駐屯地に集合した今回のメンバーは、
地元あつみから、部長・横ちゃん・きんどん・豆。 陸路駆けつけた、1188さん・監督さん。以上6名。

9:30 遠征車は、横ちゃん号と監督号。前者が喫煙車、後者が禁煙車。アウンで乗りわけがスンナリ決まり、前車に横ちゃん・きんどんさん・豆。後車に監督さん・部長・1188さんで、イザ出立。

陸戦隊縁起その1。
なないちさん総合指令本部に立ち寄り、 七里御浜と福田海岸での「人柱」を確認し合ったあと、 道の駅「クリスタルポルト」へ向かいました。

道の駅「クリスタルポルト」 乗船券を往復で、おいくら?

地図をまえに作戦会議?1188さんと監督さんです。中部道の駅マップを見ながら…

バイパスが伸びたんですよね、と
1188さんと監督さん。


ここから陸戦隊は始まった。と地図上の塩竃の浜を指差す部長。この辺ですよね、と部長が指差しているのが、…
恐ろしくて口にだせない
虎の穴、「塩竃の浜」なのです。

渥美陸船隊発祥の地であります。

10:30 伊良湖港発~鳥羽港行きの伊勢湾フェリーに乗船しました。いつものように全員左舷デッキ、フェリーと神島(かみしま)のあいだに魚がよくいるから、に集合します。で、

 

海を見つめること小一時間、陸戦隊縁起その2。
シュモクザメ・トビウオ・イルカを探したけれど、海面にはたまにクラゲが顔をだしただけでした。

フェリーから見た神島

 

 

フェリーから見た「神島」です。

紀勢自動車道

今年で陸戦隊を結成して10年目です。 陸戦隊縁起、2年目から縁起をかついでパターン化していた道中も 自動車道が延長開通して変更することになりました。 2009年2月7日、奇遇ですけれどこのサイトとおなじ誕生日だったりします、 紀勢自動車道(大宮大台ICから紀勢大内山IC)が開通したからです。

参考:紀勢自動車道位置図・写真/
NEXCO中日本さんのサイトより。PDFファイルです。

大宮大台ICから紀勢大内山ICまで新しく伸びた自動車道は、 トンネルが一杯!6連続トンネルなどもあったりして。


 

右折して往生したわ。

紀勢大内山ICを、 お仕事出張で利用したばかりの3410さんの失敗談を生かして左折、無事南下できました。

インターの降りくちにコンビニとエサ屋さん、 出発前に準備であちこち仕込みに回らなくても、 ココだけですべて調達できそうな。これからの御用達になりそうです。

恒例のエサ屋さんも飛び越えていたので、つりきち店内を散策。
私は、ホタルイカと赤イソメと…

タオルを買いました。


 

店頭に置いてあった潮時表(尾鷲・鳥羽・三重県南部標準)で潮汐を再確認します。

7月4日(中潮)
満潮 17:06 干潮 22:13

7月5日(中潮)
満潮 3:21 干潮 10:35

紀勢大内山ICを降りいつものR42を運転していた横ちゃんが不思議そうに言いました。
いったいいくつの山を通過したのかね? IC降りてから上り道が無いよ、ずうっと下ってるみたいだね。

尾鷲市手前18km、走る横ちゃん号が速度をゆるめます。 目の前を左から右へと3匹の猿が目の前を横断しました、手も上げずに。 渡り遅れた1匹が寂しそうにたたずんでいます。親ボスでしょうか、渡った1匹が見守っています。

鹿は見たことあるけど猿は初めてだね。
どこでだったっけ?
新鹿じゃなかったかな。

*

携帯すると、後続の監督号は見てなかっとのこと。ざ~んねんでした。
チャチャ入れて横ちゃん号は大満足。

*

万丈橋に差しかかるころ監督号から携帯。鹿が居ましたよ、見ました?
見落とした横ちゃん号、やられた、カタキをとられた。
こうなりゃ、猿組と鹿組で釣り対決だ。福田組に携帯して聞いてみましょう、猿組と鹿組とどっちが勝つと思う、って。
チャチャ入れられて横ちゃん号はお祭り騒ぎでした。

ほとほと左様に分乗すると、自分の乗っていない監督号で何が起こっているのやら?気になってしかたがないところです。


 

これまで利用していた道の駅「奥伊勢おおだい」は飛び越えていたので、ランチタイムに選んだのは道の駅「海山」。陸戦隊誕生のきっかけとなった苦行「虎の穴」遠征に初参加したときに立ち寄った懐かしいところです。


ふと、焼きソバにしようか?と考えたけれど、カツカレー!
福神漬けはセルフですよ、と部長。 きんどんさんが持ってきてくれました。福神は自分で手に入れなくてはいけません!でした。

七里御浜

鬼ケ城トンネルを抜けて木本に入ったのが14:30。20余kmつづく七里御浜の始まりです。


スーパーオークワで夕食やブロック氷など最後の物資調達をします。


荷物を搬送。横ちゃん号のダッシュボードに つりきちで買ったタオルを広げます。

「釣るまで帰らん!」


 

まだ15:00。ずいぶん早く着いたものです。

穏やかな七里御浜が出迎えてくれました。 暴れん坊の波も、雨後流れるゴミもありません。梅雨明けまえから始まる七里御浜の風物詩のひとつサラタケイカ釣りの小船、たぶん、が見えます。

 

ぜえぜえ。
息をきらし荷物を降ろしました。珍しく、潮目?がキレイに見えます。浜寄りに蛇行しているところがありました。あっちもヨサゲ!って海を見てから釣り座を選びなさい?
ちょっと遠い、重い背負子と両手の荷物で、これ以上歩けません。 コロ鯛との遭遇は、ある意味ギャンブルですからコレでいいのだ!?

もひとつの降り口に駐車するのでしたか、ま、コレも時の運というか結果論なのです。

いつもの様にカメラ小僧でもある私はメンバーの真ん中に釣り座を選びました。面々、五目釣り目指して…もとい、海底の様子を探るために釣りを始めます。

監督さんがみんなの釣り座を巡回し写真を撮ってくれました。遠路ハルバルお疲れ様でした。

釣り座の横ちゃんです。 釣り座の部長です。

釣り座の1188さんです。 釣り座のきんどんさんです。

釣り座の私です。

私は、遠投用に用意した3号ナイロンを巻いてあるリールをセットしてキス・チャリコ狙い、
えいやあ!

恐る恐る引き釣りをします。
4色を超えたあたりにシモリ(瀬)の手前端がある様子、 悲しいかな瀬の向こうまでは届きません。 夜使用する道糸は、ナイロンライン8号です、 めいっぱい投げても届く範囲には根掛かりはないということであります。 コロ鯛は、そんな沖に居るワケではないのですが、私にとってほとんどフルキャストの連であります。
自作して持ち込んだ先オモリ仕様の天秤は、 幹糸が絡むことなく快適です、今のところ。

七里御浜は、ゴロタ石。
波口が、二段となっているやっかいな浜です。
上段から投げていて、 うっかり道糸がフケたままでいると下段から続く斜面のゴロタ石に挟まれてボロボロになります。
竿をまっすぐ立てたいので、 これまでゴロタ浜に直接打ち込む竿立てを利用してきたのですけれど、 今回は普通の三脚を用意しました、ただただ搬入する荷物の軽量化のためです。

*

幸い下段も満潮時もそれほど波は乗り上げてこないようです。ウネリも無いので、七里名物たまの大波もやってこないでしょう。 と、信じて下段端ぎりぎりのところまで1本足の方を海側に向け、三脚をセットしました。 これで向き、アッテル?いつも迷います。竿を垂直に立てるのには三脚の竿受けでは少々難アリ、 例えば波形している竿受けの方向が変わればよいのですけれど、宿題です。

数投してみて、竿を立てなくて普通に立て掛けても下段から続く斜面のゴロタ石に挟まれる確率は、あまり変わらないのじゃないだろうか?と疑問がよぎりました。白波がたつ波口の向こう側に道糸があれば問題ない気がしました。小まめに糸フケを取れば良いことで、サソイにもなりますもんね。

かといって試す気はありませんでした。いくらナイロン8号といえヘタにラインを傷つけたりしたら、強引なヤリトリがままなりません。天に届けと竿を立てます。コロ鯛は夜釣りです、ラインが見えないですから。

いつもより早く釣り座を構えられたおかげで、日没前にいろいろ試すことができました。

GDIさんと はくちょうさんが合流。
ここにくる手前で少し竿を出してきました、トラギスばっかり、と笑顔。本番前のウォーミングアップでしょう。おふたりとも丘っぱりからの大物釣り師です。

よさげな海に真打登場です、今回は出るでしょう、期待に胸がおどります。でも殺気立ってはなりません。メリハリをきかせた釣りを心がけました。

七里御浜をデジカメでムービー撮影しました。(音声が流れます)
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七里御浜

 

夜戦

陽が落ちて、穂先ライトがいくつも並びます。いつの間にか結構な賑わいとなりました。時折り七里御浜の風物詩、アジの投げサビキの電気ウキが放物線を描いて飛んでいます。そんなにウキは流れていません。というより入れ喰い、海流を確かめる間もなく、ここではまだ小さめの15cmほどのアジが釣れています。アジがノンビリいるということは、コロが居ないということ?

コマセをまいているアジ師近くにいる1188さん、きんどんさんが一目二目とダイミョウサギやツバメコノシロやフグやキスなど馴染みの魚を釣っているようです。いまのところ釣果は西高東低です、ん?北高南低ですか。
横ちゃんは、無手勝流?2本針仕掛けがときどきカラむようです。

ハマトビムシ対策で今回あらたに用意した仕掛けが、いわゆる「赤西マタカ会」仕様。って、知らんか?、奏功してエサトリは激減したけれど、2本出している竿も手持ち無沙汰。(実はこの感覚が大物釣師の資格に欠けているところの一つだったりします。)同様の仕掛けを採用している横ちゃんとブツブツ。
こんなときはお互い嫌いでない一献といきたいところですけれど、往路横ちゃん、復路私がドライバー。互いに気遣って宴席はオアズケです。

シラフで集中力を切らさないのは大変なのです。私って体質が変なのかしら?

従来の仕掛けを使用している部長は、ハマトビムシ相手に、ユムシも赤イソメもあっという間に無くなります。と楽しそうです。来たるべきその時のためにペースを落として待ちます。

ホタルイカは如何ですか?と監督さん。速攻でエサトリです。
こりゃ、ケミホタルをイカの胴体に仕込んだ方が良いかもね、ホタルイカなんだから。などと軽口をたたいていたら、竿先にア・タ・リ。尻手ロープを外し、ドラグを少し締め竿を持って様子を聞くとなにやら付いています。軽くアワセを入れると乗りました。でも、重いだけで引いてくれない…。

おめでとうございます、と監督さん。あっ違ったスミマセン、あまりに大きかったもんだから。

ありがとうございます、と私。ボーズ逃れたぜいエイ!

 

今回は、やけにエイが多いです。メンバー全員釣ったんじゃないかしらん。

なかにスガタの違うのんが混じります。尾びれがついています。
尻尾を切ったらカレイだね。両側を切ったらマゴチやん。

エイみたいだけどサメの仲間じゃないですか、とGDIさんは言ってましたと部長。帰宅後調べたら「ウチワザメ」でした、たぶん。

来た 見た まった

そろそろ地合いだな?と用意していたユムシ4個のうち1個を投入しました。念のため10分後回収するとピカピカになったビッグサーフが返ってきました。用意したハマトビムシ対策仕掛けではユムシには適当でないのでしょう。

3個目のユムシが、そのまま返ってきました。
きたきた、地合いがきたぞ!
エサを付け替え、集中します。竿ににじり寄って尻手ロープを外して待ちます。息を殺して待ちます。

 

でたあ!

 

と部長の歓声。でたあ!!再度の嬌声。とうとう出ましたか。
尻手ロープをセットし、ドラグを確かめ、声の方向へ向かいました。

まごうなくやんごとなきコロ鯛が、ゴロタの浜に横たわっています。

陸戦隊では、ピンコロカルテット之巻@2002.10 の横ちゃんのコロ以来ですから7年ぶりの再会です。

見事釣りあげたGDIさんとコロ鯛との2ショットをお願いしました。準備を待つあいだ、そっと触らせていただきました。

ほい、釣られる相手を間違えてしまったじゃが。

コロが言ったとか言わなかったとか。

 

GDIさんのホームページ
堤防からの投げ釣り日記/管理人釣行記録 に今回の釣行レポートがアップされています、ご覧あれ。

寄せる波に乗せるのでしょうが、61cmものコロを上手にズリ上げるものだなあ、私のところにきたら如何しよう?皮算用です。ふと、私の釣り座に訪れたときのGDIさんの言葉を思い出していました。

豆さんのところは僕の釣り座より、スロープが急ですね。


とまれ、またひとつ陸戦隊に新しい伝説が生まれました。

「部長の隣り」

*

次が来るぞ!
コロ鯛は、シイラみたく夫婦で回遊する仲のよいお魚だからです。

急いで釣り座に戻ります。

*

 
地元のアジ師にね、と、きんどんさん。あんたら何釣りに来たの?こんなところでコロ?だったらもっと向こうが良かないかん。と言われちゃいました。

あそこに瀬があったでしょう、と、横ちゃん。コロは、あの瀬を避けて浜側を泳いたんだわ、きっと。

遠征先の朝日はどこも美しい、のに

3:00 さすがにコロの連れ合いも地合いも過ぎたでしょう。(後日GDIさんの管理人釣行記録を拝読したら、もう1枚コロがでていたようです。 )
復路の運転手やしラストチャンスの朝マズメまで、と仕掛けを上げて、ゴロタ石に背中のツボを指圧させながら仮眠…。
しようと思ったらポツリポツリと振り出した雨。あらやだ、広げた荷物をとりまとめなくては。

降ってきましたねえと部長。潮が変わったら止むんじゃないのかなあ。

雨が止んだ朝マズメ、ダイミョウが釣れました。
中途半端なオサカナは持ち帰らなくても良いですよ。山ノ神のご託宣を守ってキープを控えてきたつもりだったのですけれど、ウソ!半夜のエイに続いて?これが2匹目、そこそこサイズだったのでこっそり仕舞いました。

 

ここでの納竿は6:00としました。

次の雨雲がきたようでふたたび雨。2日目はキス狙いとなっているのですが、向かった先は鵜殿港。

南下します。
降り出した雨に、戻れば一山超えればまだ雨もないでしょう、という声もあったけれど、先回の鵜殿港で良い思いをした人、リベンジを果たしたい人が居たし、なにより北上したところでヨサゲなポイントが思いつきませんでした。

鵜殿港では

きんどんさんが、大健闘。良型のキスを釣りました。
七里でもなんとか出そうと頑張ってボ、ようやく出ました、今年初キスです。と笑顔。エサのタラシの長さで決まったのかなと思ったり。

8:00 納竿。
七里遠征最後の目的地きいながしま古里温泉へ向かいます。

さあ温泉に行こう!

 

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おまけ

出航~伊勢湾フェリーが伊良湖港をでるまで~
桟橋を離れたフェリーは、湾内で反転し出港。トリ舵、鳥羽港を目指します。
音声が流れます。(ミュートさせている場面があります)
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伊勢湾フェリー出航